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わが家の可愛い次男ですが、先日専門の病院に行き、自閉症と、軽度の精神発達遅延であることが分かりました。
精神発達遅延というのは、知能遅れのことです。
自閉症というのは、今では自閉症スペクトラムと表現されるそうですね。
コミュニケーションが苦手だったり、独特なこだわりを持ったりする特徴があるようです。
過去記事の紹介
わが家の次男の発達や子育てについて、過去に何度か記事にしています。
▽▽▽
▽発達検査を受けに行った時の記事です。診断名がつく前の話です。
▽一時期、次男の叩き癖で苦労をしたことがあります。手あたり次第、そばにいる子に手を出して困っていました。叩き癖をなんとかするため試行錯誤しているうちに、2ヶ月くらいでおさまりました。発達相談を受ける前の話です。
▽次男は歩きだすのがゆっくりでした。歩くのを促すためにしたことや、それまでに気がかりだった成長過程について書いています。
わが家の3歳の次男(自閉症&軽度の精神遅延)の、現在の暮らしぶりなどについて書いていきます。
- 発達専門の先生から言われた3歳次男の発達の現状
- 発達専門の先生に聞いた3歳次男のこれからのこと
- 母親である私の目から見た、3歳次男の今
- 定型発達の長男が3歳の頃と、発達障害がある次男の今。2人の違い
- さいごに
発達専門の先生から言われた3歳次男の発達の現状
地域の保健センターで発達相談と、発達検査をした後、
少し離れたところにある、発達専門の病院に行きました。
発達専門の小児科の先生と30分くらい話しをしました。
先生は、次男の遊んでいる様子を観察したり、次男に話しかけたり、一緒に遊んだりしていました。
今までの成長過程や、食事や睡眠に関すること、こまりごと、家族のことなど、多岐に渡り質問をされました。
診断の結果、
自閉症、軽度の精神発達遅延。
言葉の遅れが一番目立ち、言葉のレベルは1歳。
得意なこと、不得意なことがありつつ、トータルで、現在2歳くらいの能力だということでした。
発達専門の先生に聞いた3歳次男のこれからのこと
次男が通っているこども園のこと、これから先に通うであろう、小学校ことについて、話がありました。
こども園のこと
次男は特別な支援が必要なので、『こども園で加配の先生をつけてくれるか聞いてみてください。』とのことでした。
加配の先生とは、担任の先生の他に、支援が必要な子供を特別にサポートしてくれる先生のことです。
発達障害があることが分かると、幼稚園・保育園・こども園の側から、退園を要求される場合があること、
園には居られても、加配の先生はお金がかかるので、手配してもらえないこともあるそうです。
まずはこども園で、加配の先生の手配をお願いできるか聞いてみることにしました。
次男の同じクラスの子で、発達障害があり、加配の先生がついている子がいるのを知っていたので、発達障害を理由に退園をしなくてはならないことはないだろうと思っていました。
ただ、他のママに聞いてみた所、
中には、今いる発達障害がある子で手がいっぱいだから、という理由で、退園を要求される場合もあるそうです。
小学校のこと
『小学校は普通学級ではなく、支援学級で、個別の支援が必要です。』と言われました。
現在、次男の言葉の遅れは軽度ですが、成長するにしたがって、周りの子供たちとさらに差が開き、軽度から中度、中度から重度になることもあるそうです。
言葉の遅れが重度になると、普通の小学校ではなく、支援学校。
中度になると、普通の小学校の支援学級に進むか、支援学校か、どちらかを選ぶ形になるそうです。
母親である私の目から見た、3歳次男の今
自閉症で、軽度の精神発達遅延と診断されたわが家の3歳の次男ですが、母親である私から見た、次男の今の発達状況について書きます。
◇家でもこども園でもお手伝いが大好き。
◇年の近い子供たちとのコミュニケーションの様子。
◇3歳8ヶ月、2歳児に多いイヤイヤ期が、今発動中。
◇なかなか定着しない言葉。
◇夜はぐっすりと眠る。
- ぐっすりと眠るリズムを作るために参考にした本。
◇普段はよく食べるけど、体調を崩すとほとんど食べなくなる。
◇口から入れる薬は一切受け入れてくれない。
◇覚えてしまったトイレのパターン。
◇一人で着替えができない。
家でもこども園でもお手伝いが大好き
次男はお手伝いが大好きで、家でもよくお手伝いをしてくれますが、先生に聞いたら、どうやらこども園でもよくお手伝いをさせてもらっているようです。
授業参観の時に見ていたら、友達のビートバンを代わりに仕舞ってあげていたり、友達の下駄箱を開ける手伝いをしているのを見かけました。
お手伝いをしている時はとても生き生きとしていて嬉しそうな表情をしています。
年の近い子供たちとのコミュニケーションの様子
年が近い他の子供の行動を、真似しようとしているのをよく見かけます。
次男は、運動が少し苦手で、両足をそろえてジャンプをすることができなくて、低い段差でも、飛び降りることを怖がります。
同い年の子供が、高いところから飛び降りるのを見て、突然飛び降りたことがありますが、よろけながらもなんとか無事着地をしていました。
驚いているようでしたが、泣かずに次の行動に移れていました。
お友達と遊ぶ時ですが、
わが家の次男と、2人きりの時は遊んでもらえることが多いのですが、
他に、言葉が上手でコミュニケーションが上手なお友達がいると、わが家の次男は相手にしてもらえなくなることが多いです。
子供が沢山いる時に、鬼ごっこをしていて、
「次男くんが鬼ね!」
と言われてみんなが走っていくのですが、次男は嬉しそうに後をついていっていました。
鬼ごっこや、鬼の立場を理解して参加している様子はありませんでした。
3歳8ヶ月、2歳児に多いイヤイヤ期が、今発動中
イヤイヤ期とは、
それまで親にされるがままだった子供が、自分の自意識が発達してきた結果、何でも自分の意志でしたくなってくる時期のことで、
親に言われたことや促されたことに対し、とにかく「嫌だ。」と、断ってきます。
「嫌。」「嫌。」
ばかり言うからイヤイヤ期です。
この時期、何をするにも子供に断られるので、行動するのに時間がかかります。
『おやつを食べようか。』『お散歩しようか。』など、子供が喜びそうなことを提案しても、断られます。
そして自分で断っておいて、心の中では葛藤があるから、泣きだしたりして・・・。
一緒にいる保護者は、忍耐を強いられます。
世間一般では魔の2歳児と言われ、2歳の時にイヤイヤ期が訪れる子が多いようですが、
わが家の次男の場合、3歳8ヶ月の今が絶賛イヤイヤ期です。
次男の「いやん!」「いやん!」が始まると、30分から1時間、もっとかな・・・、時間をはかったことはないのですが、しばらく次男の不機嫌な時間が続きます。
(次男は、嫌、のことを、いやん、と言います。)
なかなか定着しない言葉
町で行われる1歳半健診の時には、「ママ。」や「ないない、ばあ!」など、他にもそこそこ発語があったのですが、なかなか言葉が定着しない印象でした。
話せるようになった言葉も、しばらくたったら使わなくなって、それきりになってしまうことがたびたびありました。
次男の頭の中の言葉貯蓄センターには、一時預かりしかないのではと思うことも。
次男のコミュニケーションの中心にあるのは、
ジャスチャーや、リアクションで、
言葉は添え物として存在している感じです。
たまに2語文、3語文を話すこともあります。
このようなことも話せるのか!と、驚きます。
次男の言葉貯蓄センターには、本人しか知らない、秘密の言葉貯蔵庫があるのかもしれません。
次男に伝わりやすいように、ゆっくりと、丁寧な発音で話をして、
秘密の言葉貯蔵庫に、密かに、着実に、言葉を貯めていってくれたら・・・、と思っています。
夜はぐっすりと眠る
町の発達相談でも、発達専門の病院でも、療育施設でも、聞かれたのが、
『夜は寝てくれていますか?』
わが家の次男は、体調がすぐれない時以外は、朝までぐっすりです!
生後4ヶ月半の頃から朝まで眠るようになりました。
19時頃に眠って、朝の6時頃まで起きません。
今ではもう少しざっくりとした睡眠のリズムになりましたが、寝る時間も起きる時間もだいたい変わらずで、朝までよく眠ってくれています。
ぐっすりと眠るリズムを作るために参考にした本
赤ちゃんの睡眠のリズムを作るのに、【カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座】という本が多いに役に立ちました。
定型発達の長男の育児で眠れなくて辛い思いをしていた時に、藁にもすがる思いで、この本を買ったのが、最初のきっかけです。
本に書いてあるようにきちんと赤ちゃんのリズムを守ったら、朝まで眠ってくれるようになりました。
寝ている子供を、わざわざ起こさなくてはいけない時もあるので、最初は勇気がいりますが、めげずに続ければ、一晩通して眠ってくれるようになります。
タイプの違う長男、次男、両方に効果てきめんだったので、効果は高いと思います。
次男は出産して家に帰ってきてからすぐにスケジュールを実行し始めて、朝まで眠ってくれるようになったのは4ヶ月半の頃。
長男は生後3ヶ月の頃から始めて、生後半年の頃に、朝まで眠ってくれるようになりました。
普段はよく食べるけど、体調を崩すとほとんど食べなくなる
次男は、少し変わったものでも食べます。
ゴーヤーも、ピーマンも、インゲンも、小松菜も、ほうれん草も好きです。
好きなものは目の前から無くなるまでおかわりをしようとします。
他のものをバランスよく食べてくれなくなるので、適当なタイミングで、視界から隠すようにしています。
魚や肉も大好きでよく食べます。
食べることが大好きで、
家族の誰よりも早く食卓について、最後まで食事をしています。
食べることが大好きな次男ですが、体調を崩すと一変して、食べなくなってしまいます。
以前コロナにかかった時は、ヨーグルトやゼリー、バナナは食べてくれていましたが、
最近風邪をひいた時は、見事に何も食べてくれなくなってしまいました。
イヤイヤ期と重なった影響もあるかもしれません。
食べないと、
病気の治りが遅くなるし、可愛いふっくらとしたほっぺが痩せてしまうので心配です。
▽次男が新型コロナに感染した時に体験談です。
▽練習用の箸を使っています。
口から入れる薬は一切受け入れてくれない
最近なのですが、
病院で薬をもらっても、飲み薬は一切受け入れてくれなくなってしまいました。
シロップの薬も、粉薬をゼリーで包んでも、だめでした。
体に貼る薬や、座薬は大丈夫でした。
薬が飲めないと、病気の治りが遅くて、辛そうにしている時期が長くなるし、困りました。
▽長男が幼児の頃は、一時期かなりお世話になりました。龍角散の【おくすり飲めたね】。粉薬をゼリーで包んであげると、喜んで食べてくれました。
覚えてしまったトイレのパターン
家でオムツを履いていない状態でいたら、おまるでトイレを済ませてくれるのですが・・・。
オムツを履いていると、その中で排泄をしていいと覚えてしまっているので、おむつの中で済ませてしまいます。
オムツの中で排泄をすると、何をしたのか教えてくれます。
なかなか難しいです。
一人で着替えができない
少し前から自分でボタンをかけたり、はずしたりできるようになりましたが、
やるかやらないかは、気まぐれで、やる気がある時は自分でやってくれますが、気分じゃない時は、まったくやってくれません。
服を脱ぐのも、着るのも、すべてを一人でしたことはありません。
やろうとしていることを手伝ったり、見守ったりしながら、少しずつ自分でできることを増やそうとしているところです。
定型発達の長男が3歳の頃と、発達障害がある次男の今。2人の違い
「お兄ちゃんが、次男くんと同じ年の頃と、どう違いますか?」
この質問は、発達相談の臨床心理士の先生にも、発達専門の先生にも、療育の先生にも聞かれました。
わが家は5学年離れたので、記憶が怪しい部分もありますが、随所随所印象的なことは覚えています。
長男はパズルが大好きで、2歳になる頃には、かなりいろいろやっていました。
長男が取り組んでいたパズルが今も家にありますが、次男はパズルを投げる専門です。
次男がパズルをしようとしたことは何度かあるのですが、途中で行き詰り、投げるに転向してしまいます。
言葉は、
長男が3歳半の頃は、
ちょうど家に不幸があって、私がことあるごとに泣いていたので、
長男がよく私を慰めてくれていました。
たくさん話をしてくれたし、会話のキャッチボールができていました。
次男は、言葉と状況判断とジェスチャーで、ある程度の意思の疎通はできるのですが、
会話にはあともう少し・・・、といった感じです。
さいごに
発達専門の病院に行って、3歳の次男の診断名がついたので、次男の現状をまとめました。
自閉症。
軽度の精神発達遅延。
- 家でもこども園でもお手伝いが大好き。
- 年の近い子供たちとのコミュニケーションの様子。
- 3歳8ヶ月、2歳児に多いイヤイヤ期が、今発動中。
- なかなか定着しない言葉。
- 夜はぐっすりと眠る。
-
普段はよく食べるけど、体調を崩すとほとんど食べなくなる。
- 口から入れる薬は一切受け入れてくれない。
- 覚えてしまったトイレのパターン。
- 一人で着替えができない。
最初にこども園の担任の先生から発達の遅れを指摘されてから、発達相談、発達検査、専門の病院までよどみなく進めてきたのですが、今に至るまで、およそ4ヶ月ほどかかりました。
子供の成長は早く、幼い頃の1週間、1ヶ月は特に貴重なものだと思います。
可愛い次男が、少しでも生活していきやすくなるように、発達をサポートすることができればと思っています。