わが家の3歳の次男ですが、ここ数ヶ月、どんなに体調を崩しても薬を飲んでくれなくて、困っていました。
せっかく病院に行って、薬を処方してもらっても、飲んでくれないのです・・・。
- 症状がなかなか改善しない。
- 辛そう。
- こども園を休む日が続く・・・。
子供が好きな食べものに混ぜたり、他の食べ物で隠して食べさせようとしたこともありますが・・・、
薬が混じった食べものを食べさせたら、二口目から、その食べもの自体も食べてくれなくなってしまいました。
ただでさえ次男は体調を崩すと食欲がなくなってしまうのに、食べてくれるものが減ってしまったら、大変です。
薬を飲ますのは諦めて、時間薬で治すしかないかなあ・・・、と考えるようになっていました。
薬を無理して飲むこともないかと、あきらめていたところ・・・、
次男が、抗生物質が必要な病気にかかりました。
先生に薬を飲んでくれない旨を伝えたら、点滴で抗生物質を与えてくれたのですが、抗生物質の点滴で通ったのは2日間のみ。
「あとは、なんとかして、薬を飲ませてください。」
と言われ、抗生物質を処方されてしまいました。
どうしようかと、混乱したりもしましたが、
(~_~;)
あれこれ試して、最終的に、薬を飲んでくれるようになりましたよ!
今では、
病気は治っているのに、
「ママ~。お薬~。」
と言って、薬を要求してくるほどに♪
薬を飲んでもらえるようになるまでの攻防と、薬を飲んでもらえるようになった方法について書きます。
- 数ヶ月前にイヤイヤ期に突入した次男。イヤイヤ期と同時に薬を飲まなくなってしまった
- 好きなものに混ぜて薬を食べさせたら、二口目から食べてくれなくなってしまった
- 薬を飲ませることを諦める
- 治療に抗生物質を飲む必要が出てきて、【おくすり飲めたね】を購入
- 薬を飲ませる時に、3歳の次男を押さえこまなくてはならなくて、落ち込む
- 長男と連携して取った対策が功を奏する
- 薬が大好きになった次男
- 病院で紹介された、赤ちゃんや幼児への薬の飲ませ方
- さいごに
数ヶ月前にイヤイヤ期に突入した次男。イヤイヤ期と同時に薬を飲まなくなってしまった
次男は成長が少しゆっくりで、3歳半ばになってから、イヤイヤ期に突入しました。
イヤイヤ期は、一般的には2歳ごろと言われています。
生まれてから、人生最初の反抗期で、
自分で決めたい、自分でやりたいという、心の成長が影響をしています。
そばで寄り添う保護者は、忍耐を必要とするので、大変です。
次男の場合、何でもとりあえず断って来るなあ、と、気がついた頃には、
薬を飲まなくなっていました。
貼る薬は、お風呂上りに体を拭きながら何気なく貼ったり、
座薬は眠っている間に、おむつをずらしておしりに入れたりしていたので、大丈夫でした。
飲む薬全般が駄目で、粉薬はもちろんのこと、以前は喜んで飲んでくれていた甘いシロップの薬も飲んでくれなくなってしまいました。
粉薬を少量の水で練って上あごに塗りたくても、歯を食いしばり、口を開けてくれません。
好きなものに混ぜて薬を食べさせたら、二口目から食べてくれなくなってしまった
次男はゼリーが大好きで、ゼリーに混ぜて飲ませたら、飲んでくれるかもしれないと思い、試してみたのですが・・・。
一口食べて、顔をしかめて・・・、二口目からは口を開けてくれなくなってしまいました。
混ぜるのではなく、薬をゼリーでサンドイッチするように挟んで、食べさせようとしても駄目でした。
薬を飲ませることを諦める
薬が飲めなくても、安静にしていればそのうち治るのなら、「いいか!」と、開き直ることにしました。
薬が飲めないと、症状がなかなか改善しなくて本人が辛い期間か伸びるし、こども園に復帰する日も先になってしまうのですが・・・、
無理に薬を飲まそうとする労力と、次男がその都度抵抗しなくてはならない労力を考えると、そのうち自然に治るのなら、薬を無理に飲まさなくてもいいのではないか、と考えるようになりました。
治療に抗生物質を飲む必要が出てきて、【おくすり飲めたね】を購入
薬を飲まずに、何度か病気をやり過ごしていたのですが・・・、
とうとう頑張って薬を飲まさなくてはならない時が来ました。
次男が高熱を出して、ぐったりとして元気がなくなったので病院に連れて行ったら、
コロナでもなくて、インフルエンザでもなくて、RSでもなくて、ヒトメタでもなくて、細菌感染をしていました。
血液検査をしたら、
白血球の正常値が6000~8000のところ、12000を超えて、
炎症値の正常値が0・3ミリ以下であるところが、8を超えていました。
回復させるのに、抗生物質の接種が必要とのことで、
通院で2日連続抗生物質の点滴を受けました。
「二回の点滴では足りないので、家でも抗生物質を飲んでもらわなくてはいけません。」
「飲めないと言っていられる状態ではないので、頑張ってなんとか飲ませてください。」
私は困惑しましたが、なんとかするしかないのだなと・・・。
(~_~;)
薬局で薬を受け取り、帰りにドラッグストアで、【おくすり飲めたね】を、購入しました。
【おくすり飲めたね】は、薬を包む専用のゼリーで、普通のゼリーと変わらないのでは・・・、と、今まで購入せずにいたのですが、
薬を飲む専用のゼリーであることに望みを託して、今回購入をすることにしました。
▽次男の場合は顆粒剤の抗生物質を処方されましたが、【おくすり飲めたね】は、ゼリー状のオブラートなので、錠剤やカプセル剤を飲むときにも使えるそうです。次男はいちご味を購入しました。味見をしましたが、さっぱりとした甘みがありました。
▽ぶどう味もありました。好みの味を選びたいですね。今回、次男はいちご味にしましたが、長男と「どちらが好きそうかな。」と、相談して決めましたよ。
薬を飲ませる時に、3歳の次男を押さえこまなくてはならなくて、落ち込む
【おくすり飲めたね】を大きめのスプーンに出して、ゼリーの上に乗るように顆粒剤を出し、さらに顆粒剤を包みこむように、上にゼリーを出しました。
これで飲んでくれ~(>_<)!
と祈るような気持で口元に運びましたが、次男は口を堅く結び、体をのけぞらせて拒否をしました。
小さなスプーンに少しだけ移して口元に運びましたが、次男の反応は同じでした。
次男の病気を治すためにも、抗生物質は何としても飲まさなくてはと思っていたので、
今までしたことがなかった強硬手段に出ることにしました。
次男の上半身を私が押さえこんで、抵抗して振り上げてくる足を9歳の長男が押さえこんで、
私は次男の口を開けさせるために、次男の鼻をつまみました。
口を堅く結んでいると息が苦しいので次男がわずかに口を開けます。
そのすきを狙って薬を乗せた小さなスプーンを次男の口の中に入れました。
次男は涙を流していました。
薬を飲ませるためとはいえ、力任せに子供に乱暴なことをして、大切な子供からの信頼を失ってしまうのではないかと、次男を押さえつけながら、悲しくなりました。
せっかく薬を口に入れても、吐き出してしまう
次男を、長男と二人がかりで押さえつけ、やっとのことで口に運んだ薬でしたが、すぐに口から出されてしまいました。
何度口に入れても同じでした。
口に入れる前にはねのけられたりもしました。
そこら中、薬の残骸がちらばり、結局与えることができず、何が何でも口に入れる作戦はやめることにしました。
長男と連携して取った対策が功を奏する
私は残った薬を長男に与えるふりをしました。
3歳の次男が見ているタイミングで、9歳の長男に、
「はい。おくすり♪あ~~~ん!」
長男は口を開けて食べたふりをしてくれました。
上手にスプーンの端を口ではさみ、食べたように見せかけていました。
「うん!美味しい♪」
長男が嬉しそうに言います。
次は私の番です。
次男が注目し始めたことを確認しつつ、今度は自分の口にスプーンを運びました。
「あ~ん♪」
ちょっとくらい薬が口の中に入ってもいいやという気持ちで、ゼリーの味見もかねて少しだけ口に入れました。
ほんのり甘いです。
口に入れて信ぴょう性を持たせたかったのです。
幼児用に処方された抗生物質なので、量が少ないだろうし、大人の私が多少口に含んでも、それほど害はないだろうと考えました。
「うん!甘いね!美味しいよ♪」
自分の本当の感想を話しました。
次男は体ごと、私の方に向いていました。
少し表情が緩んで目が好奇心を物語っていたので、
「次男くんも食べる?はい、あ~~~ん!」
次男はほんの少し口を開き、スプーンの端の方の薬を口の中に取り込みました。
まんざらでもなさそうな表情です。
今だと思い、もう一度9歳の長男の口元にスプーンを運びました。
「はい.あ~ん。」
「美味しい~♪」
長男の名演技。
そして私もまたスプーンの端を口で軽く挟んで、
「美味しいね~。」
と言いました。
次男が、自分も♪という表情で待ちかまえています。
ここからは、残った薬を全部次男が食べてくれました。
\(^o^)/
次男の気持ちになってみた作戦
次男は、自分だけが何か特殊なものを食べさせられようとしている、という気持ちがあったのかもしれません。
そこで、長男と私が喜んで薬を口に運んでいる姿を見てもらうことにしました。
みんなが喜んで食べているものを、自分も食べるのなら、共感であり、楽しみになるのではないかと思いました。
薬を飲ませる時に、飲んでくれるかなという不安から、真顔になりがちだったので、楽しそうな雰囲気を醸し出すことを意識しました。
薬が大好きになった次男
次男の気持ちになってみた作戦で、次男は自ら薬を要求するまでになりました。
食後のデザートの気分でいるのかな?
【おくすり飲めたね】の美味しさにも目覚めたのかもしれません・・・。
薬を飲ますのに苦労をすることはなくなりました。
次男の症状は、コロナや、RSにかかった時よりも早く改善しました。
スッキリと治るのが早かったので、こども園への復帰も早かったです。
おやつの時間にも、
「ママ~、おくすり~。」
と言ってくるようになり、
「お薬は、病気の時だけ飲むんだよ。次男君はもう元気になったから、いらないよ。」
と説明したのですが、どこまでわかってくれたのかしら。
たまに薬を要求してきますが、話せばちゃんと諦めてくれるので、良かったです。
病院で紹介された、赤ちゃんや幼児への薬の飲ませ方
病院で教わった赤ちゃんや幼児への薬の飲ませ方も紹介します。
赤ちゃんの場合
粉薬は、少量の水やミルクで薬を溶いて、スポイトや哺乳瓶のニップル、小さなスプーンを使って口に含ませます。
その後に、水やミルクを飲ませて流し込みます。
- ミルクをすべて飲みきるとは限らない。
- 薬でミルクの味が変化して、ミルクが嫌いになり、飲まなくなってしまう可能性がある。
幼児以上の場合
どうしても薬を飲んでくれない場合、何かに混ぜて飲ませます。
- 牛乳。
- ココア。
- アイスクリーム。
- ゼリー。
- ジャム。
- チョコレート。
- 練乳。
- スポーツドリンク。
- ジュース。
かえって苦味が増す可能性が高いそうです。
(>_<)
さいごに
何が何でも薬を飲んでくれなかった3歳の次男が、薬を喜んで飲んでくれるようになった方法をについて書きました。
- 薬を飲む時専用のゼリー、【おくすり飲めたね】を使った。
ゼリー好きのお子さんには、【おくすり飲めたね】は、特におすすめかもしれませんね。
- 身近にいる人が、同じ薬を口に運び、美味しそうに食べている姿をみせた。(食べているふり。)
体調が回復した後でも、たびたび薬を要求されるほど、薬が好きになったようです。
わが家の3歳次男の場合でした。
お子さんが薬が飲んでくれなくて困っている時があったら、一案としてお試しください。
体調が早く回復しますように。