愛情を言葉にする。安心を与え、自己肯定感を高める子供への声かけ
「おはよう。」
「いってきます。」
「ただいま。」
「いただきます。」
「ごちそうさまでした。」
「おやすみなさい。」
大切な言葉です。
それらの挨拶は毎日繰り返していますが、私が子供に対して毎晩習慣にしている挨拶があります。
言葉は決まっていないのですが、内容は決まっています。
『愛している。』ということを伝えることです。
そして、共に生きることができることへの『感謝』を伝えています。
愛情を言葉にする理由
考えてみると、怒りの言葉や、突き放すような言葉の方が言いやすいのでしょうか。
「愛してる。」という言葉を生涯の内、いったい何度使うのでしょうね。
愛情を言葉にするのは、子供に対してだけではなく、夫婦間でも、友人に対してでも、見ず知らずの人に対してでも、あるといいですよね。
「ありがとう。」が一番使いやすいかもしれません。
『ありがたい。』と思ったら、素直に口にする。
相手がどう思うかは相手の自由ですが、「ありがとう。」は、言った自分を幸せにしてくれます。
「ありがとう。」と口にしたら、気持ちがふわっと柔らかくなることはありませんか?
私がとても落ち込んでいる時に、人から「言霊だよ!」。
「言霊が大事!」と言われたことがあります。
本当にそうです。
自分自身が発した言葉を、一番身近で聞いているのは誰だと思いますか?
子供ですか?
親ですか?
恋人ですか?
伴侶ですか?
兄弟ですか?
友人ですか?
職場の人ですか?
・・・自分自身です。
いつも一番近くで、自分の言葉を聞いています。
つまり、自分が発した言葉は、自分自身に一番影響力を及ぼすということです。
だから自分の為にも、良い言葉を選んで話すようにすることが大切なのです。
言葉にしたことは、現実になると言いますね。
自分の言葉の力で潜在意識が変化し、
潜在意識の変化により、行動が変化します。
潜在意識が言葉を作ることも考えられますが、
『言霊』この言葉があるように、
口で発する言葉には、特効薬のような力があります。
自分が発する言葉は、怒っている時にも、悲しんでいる時にも、『愛』があってほしいものです。
なぜ夜なのか
一日の締めだからです。
喜んだり、怒ったり、泣いたり、笑ったり、様々な感情が元気に飛び交った一日の締めは、『感謝』で終わりたいです。
わが家では、夜、子供と10分でも20分でも遊んでから眠るのが習慣です。
笑ってから寝たいもんね!
7歳の長男が言っていました。
長男が、幼稚園の頃のことです。
今日は何をした?
毎晩私に聞いてくる時期がありました。
ニューブロックで遊んだね。
他には?
園庭で一緒に走ったね。
他には?
ベビたんと遊んだね。
他には?
幼稚園に着くのが一番だったね。
ポジティブな内容を選んで、話していきます。
すると息子は気が済んだ頃に、
今日も、楽しかったね!
と言います。
気持ちよく眠るためのセレモニーなのでしょう。
私も話していて楽しくなってきます。
だって楽しいことばかり思い出しているから。
どのような言葉で伝えるのか
眠る前に、楽しいことをしたり、楽しい話をする。
5分でも、3分でもいいです。
そして寝室の電気を消して、暗闇の中、子供と並んで横になり、口にする言葉があります。
その日によって違います。
その時感じた愛を、そのまま伝えています。
「今日も楽しかったね。」
「今日も大好きだったね。」
「今日も一緒にいられて幸せだったな。」
「元気に生きて、そばにいてくれてありがとう。」
「一緒に生きていけることが、幸せだね。」
「ママから生まれてきてくれてありがとう。一緒にいられて嬉しい。」
「ずっと大好きだよ。ママのお腹の中でお豆さんだった時から、おじいちゃんになるまでずっと。お空に逝っても大好きだからね。」
「ママがいつかお空に逝っても、お兄ちゃんと、ベビたんが生きている限り、そばでずっと守っているからね。きちんと手続きを踏んで、お空から戻って来きて、守るからね。」
さいごに
子供の心が緩んで、眠りに落ちていく時、
「おやすみ。」
と声をかけると、
小さな声で、
「おやすみ。」と返事があります。
普段心の中に収めている、子供への愛情をそのまま口にする。
『愛してる。』
『会えて嬉しい。』
『一緒に生きてくれて、ありがとう。』
言った本人のことも、幸せにしてくれる言葉ですよ。
子供との夜のご挨拶にいかがですか。