先日、
誕生日会をしました!
誰の誕生日会かというと、長女の5歳の誕生日のお祝いです。
今までブログを読んでくださっている方は知っての通り、この長女はもういません。
だけどもういない長女の誕生日のお祝いです。
実は、亡くなってから一度も欠かしたことがありません。
まだ5回ですけど・・・♪
長女が誕生した日を家族で毎年お祝いしています。
生まれてきてくれたことや、出会えたことに、感謝をする日です。
わが家の、ちょっと特別で特殊な誕生会の話を書きます。
天使になった長女の誕生を祝う。喜びの日
今はいない方の誕生日を祝うというと・・・、
有名なのは、クリスマスですね♪
あとは、
○○さん生誕▢周年。
などのお祝いも聞いたことがあります。
わが家では、12月にクリスマスパーティーをしますが、
わが家に生まれた、今は亡き、小さな天使の誕生日会も、しています。
長女は真夏の最も暑い時期に生まれ、年をまたぐことなく、秋の残暑が厳しい中、あの世へと旅立ちました。
家族で、長女のことを思い出しながら、長女のことを語り合う日なのです。
「私たちは、あなたの誕生を喜んでいます。あなたと出会えて幸せです。」
私たち家族からのメッセージを、空にいる長女に贈るの日なのです。
誕生日ケーキ
誕生日ケーキを毎年用意しています。
家族みんな、ケーキが大好き♪
夏に生まれた家族は長女だけなので、長女のおかげさまでこの時期に大きなケーキを食べられます!
2021年の誕生日ケーキは、小2の長男と作りました♪大きなケーキを作りましたよ!
誕生日プレゼント
最初の頃の誕生日には、プレゼントを用意していましたよ。
シルバニアファミリーの小道具を、少しずつ揃えました。
長女が育っていたら、もしかしたら好きだったかもしれない・・・。
と、思い。
シルバニアファミリーを選んだのは、ほぼ、私の趣味ですが、
具体的にどのようなものを買うかは、長男が選んでいます。
長女の誕生日の日、
長男が、飾り棚に、シルバニアファミリーを飾ってくれました。
お雛様や、五月人形のように、わが家ではこの時期だけ出して、飾っているのです。
長女の命日の頃まで。
長男が「飾りたい。」
と言ってきた時も飾っています。
ただ、出しっぱなしにはしません。
埃をかぶるし、
子供が触っているうちに、いつの間にか無くなってしまったり、を、できるだけ防ぎたいから♪
この誕生日会のいいところ
この、少し特殊な誕生日会ですが、いいところが満載なのです。
- 家族が長女にしてあげたかったことができる。
- 兄弟が、兄弟を認識できる。
- 心の中だけでも長女の成長を見守れる。
- 長女が喜んでくれるかもしれない。
家族が長女にしてあげたかったことができる
共に生きていれば、
「ああしてあげたかった。」「こうしてあげたかった。」
と、いろいろあるのですが、
・・・その一部を実現させてもらっています。
長女の誕生日を祝うことは、私の、そして、家族の喜びなのです。
兄弟が、兄弟を認識できる
長男は3歳の時に長女が生きている姿を見ています。
温かな長女の手も、握りました。
自分の小さな妹のことをしっかりと覚えています。
ですが、
2歳の次男に至っては、
長女の誕生と旅立ちは、生まれてくる前の話なので、会ったこともないし、知らないお姉ちゃんということになります。
今はまだ理解するのは難しいかもしれませんが、
毎年お姉ちゃんの誕生日を祝っているうちに、生きて、そして旅立っていった、お姉ちゃんがいることを、身近に感じてくれるかもしれません。
心の中だけでも長女の成長を見守れる
誕生日を祝っていると、年齢を意識します。
今年は何歳になったかな、と。
・・・それがいいところです。
長女の生きていた時間は0歳のまま止まりましたが、
誕生日会をしていると、生きていたら今は何歳、とか、年齢をはっきりと意識することができます。
だから、
長女は私の想像の中で、どんどん育っています。
身長はこのくらいかな、とか、どんな色が好きかな、何色の服を着ているかな。
髪はどんなふうに結んで・・・、膝の上にのってきたら重いのかな。
などと、想像をして、嬉しくなるのです。
長女が喜んでくれるかもしれない
これは想像でしかありません。
だけど、
自分の誕生日に、
家族が幸せな気分になって、楽しい時間を過ごし、自分を思い出し、自分の話をするって、
幸せなんじゃないかなと思うのですよね。
想像です。
さいごに
私や、家族の喜びの話を読んでくださり、ありがとうございました。
主役が不在の誕生日会の話をしましたが、
誕生日を祝うのって、すごく素敵です。
共に生きることに、
生かされていることに、感謝をしたいです。
今日も良き日を。