カバードアグレッションは、羊の皮をかぶった狼！実は攻撃的な人への対応策
こんにちは。私はお茶をするのが大好きな山田さんです。
カバードアグレッションという言葉をご存じですか？(山田さん)
優しくていい人の顔をしながら、相手を支配しコントロール人のことを言います。
彼らは一見、とても頼りがいがあって、気配りができて、素晴らしい人に思えますが、
そばにいたって友達とは思ってもらえないし、本当の意味では大切にしてもらえません。
なぜなら彼らにとって周りの人間は、
自分を評価してくれる側か、してくれない側か。
自分を支持する人間か、支持しない人間か。
役に立つか、立たないか。
それがおおよそを占めているからです。
- カバードアグレッションは、羊の皮をかぶった狼！実は攻撃的な人への対応策
カバードアグレッションの具体例
行き違いで、『ある人』の機嫌を損ねてしまい、
今まで親しかった人たちが軒並みそっぽを向いてしまいました。
誤解を与えてしまったのかな？
自分が悪いのかな？
悪いなら修正したいし、謝りたい。
自問自答してもわからず。
これまで親しかった人に、声をかけて聞いてみても、まともに会話すらしてもらえないので、
何が何だかわからないまま時が過ぎていきます。
そのような戸惑いの中、
『ある人』は、温かく手を差し伸べてくれます。
優しい表情で、穏やかな声で話をし、こちらが語ることに静かに耳を傾けてくれます。
『ある人』は、苦しい時に寄り添い、力になってくれようとしますが、事態は一向に回復の兆しを見せません。
なぜ、一向に回復の兆しが見えないのか・・・？
実はこの苦しい状況を作り上げた本人が、
この『ある人』だからです。
背筋が凍るような話ですが、実際にそのようなことができる人。
それが、
カバードアグレッションです。
陰で人の人間関係を断ち切るような振る舞いをしながら、自分は何も知らないという顔ができます。
カバードアグレッションは、一見、親切で、人情味が深く感じられるような人物です。
黒幕であることに気がつくには、時間がかかるかもしれません。
カバードアグレッションに気がついたら逃げるが勝ち！
ですが、
仕事やコミュニティーの関係でどうしても逃げられない時がありますよね。
直ちに遠くまで離れることができない！
そのようなにはどうしたら良いのか・・・？
書いていきます。
カバードアグレッションな人の８つの特徴
まずは相手を知ることから。
カバードアグレッションの特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
- よく気がつく。
- 説明上手。
- 聞き上手。
ここまではすごくいい人ですよね。
- 悪口が悪口に聞こえない。
- 自分の手は汚さない。
- プライドが高い。
- 権力が好き。
- 人間関係の錬金術師。
上の段の特徴と、下の段の特徴が合わさると、カバードアグレッションである可能性が、ぐっと上がります。
カバードアグレッションは、
一見すごく気が利いて、親切。
すごく一生懸命な人。
影響力の強いポジションについていたり、人望があったりします。
よく気がつく
尽くしてくれると言っても過言ではないくらいとても親切です。
会話の何気ない一言を覚えていてくるし、痒い所に手が届く人です。
身内共々べた褒めしてくれるし、
そこまでしてくれるのかというくらい至れり尽くせりしてくれます。
信頼を深めていくまでの段階では、蜜月です。
がっちりと信頼をつかんだころ、カバードアグレッションは、手を抜き始めます。
「あれ？」
と思うことがあっても、日ごろの恩を考えると、
その疑問に蓋をしてしまうのです。
説明上手
優しくて、丁寧な話し方なので、話がとても分かりやすいです。
『みんなのために』『あなたのために』『みんながそう思っている』。
そんな感じの話の内容ですが、
よくよく分析してみると、頑固で偏りが強い内容であることに気がつきます。
しかし、
そこを押し切って余りある説得力を持っています。
聞き上手
とても聞き上手で、話し方が優しく、労わるようにこちらの話を聞いてくれます。
自分からプライベートな話を打ち明けてくれることもあるので、
こちらからもプライベートな話を打ち明けたくなるようなシチュエーションになりがちです。
秘密の共有だったり、秘密を引き出すのが上手です。
悪口が悪口に聞こえない
話し方が優しくて、丁寧なので、悪口が悪口に聞こえません。
カバードアグレッションの話は、
ある特定の人物のネガティブサイドの話を集中的にしていても、
『世のため人の為』の話に聞こえてきます。
カバードアグレッションが広い心で受け止めているいい話に、聞こえてくるのです。
自分の手は汚さない
上記で具体例を挙げたように、自分は決して悪役にならないように振舞うのが上手です。
悪役になるのはカバードアグレッションの身近な人たちです。
カバードアグレッションの影響の元、身近な人たちは、カバードアグレッションの手となり足となり、行動を起こします。
カバードアグレッション自身が直接手を汚す必要はないのです。
プライドが高い
職業や、資格や、学校や、家柄、ブランド物に対するこだわりがあったりします。
自信がある部分を前面に押し出します。
権力が好き
カバードアグレッションは、とてもまめで、よく気がつくし、行動力もあるので、
目上の人や権力のある人に巧みに近づくことができます。
だから影響力のある人に知り合いが多いのです。
人間関係の錬金術師
自分好みのコミュニティーを作り上げていくのがとても上手です。
抜き差しならないほどの、親密な関係を築きますが、
どんなに親しく見えても、周囲の人たちは、カバードアグレッションの盾であり鉾です。
必要であれば、それまで敵視していた相手ですら、仲間に引き入れてしまうこともできます。
カバードアグレッションに睨まれたらどうなるの？
カバードアグレッションの地雷を踏んでしまった場合、その先に待ち受けるものとは・・・？
- 周りの人間ごと足を引っ張られる。
- 多岐に及ぶ嫌がらせのバリエーションを体感。
- 人間関係の崩壊。
カバードアグレッションの政治的手腕でもってすると、たった一晩で、
ターゲットの周囲の人たちの手のひらを返す！
ということも可能です。
周りの人間ごと足を引っ張られる
カバードアグレッションは、ありとあらゆる手を尽くします。
被害は、ターゲット自身にとどまらず、ターゲットが大切にしている人達にまで及んでいきます。
大切な人たちの悪評を流し、ターゲットの信頼や人間関係を、細かくなるまで砕いていきます。
多岐に及ぶ嫌がらせのバリエーションを体感
カバードアグレッションは、アンテナを張って、周りの人たちを観察しています。
人の心理に詳しいのです。
人を精神的に追い込むのことが上手なので、
本人にしかわからないようなプレッシャーを、細かく挟み込んできます。
人間関係の崩壊
カバードアグレッションの手腕により、周囲の人たちとの縁が切れ、孤独になります。
最後の味方のような顔をしていたカバードアグレッションが、
実は黒幕だったと気がついた日には、
ボロボロになって、人が信用できなくなっています。
人が信用できなくなると、その心理は、カバードアグレッションとは全く関係のないコミュニティーにまで影響力を及ぼします。
人が怖くなり、信頼できなくなるのです。
カバードアグレッションへの対応策
『いい人のふりして攻撃してくる人』はけっこういますが、すぐに見破れる相手はまだ可愛い方です。
本当に危険なカバードアグレッションほど、やすやすと正体を見せてはくれません。
そして、いざ、
カバードアグレッションに遭遇！
そのような時は、・・・どうしたら良いのでしょう。
- 存在に気がつくことから。
- そもそも関わらない。
- 敵認定されない。
- 味方認定されない。
- 良好な人間関係を装う。
- プライベートな情報は厳重管理。
- 敵意を悟られてはいけない。
存在に気がつくことから
深いところまで話し合って、互いに褒め合い、会話に酔っている段階は面白いです。
だけどその頃には最初のコントロールが始まっています。
すごくいい人なんだけど、
- 話をしているうちにいつも会話が重くなる。
- 些細な話が深刻な話になってしまう。
・・・そのような相手は身近にいませんか？
そもそも関わらない
カバードアグレッションは、一生懸命なんだけど、
一緒にいると、いつも深刻になって、重たくて、
・・・疲れます。
エネルギーを消耗します。
窮地に追い込まれて戦っている感覚が続きます。
最初こそ正義感に燃えて、やる気に満ちますが、気がついたら人間関係がどんどん限定的になっていきます。
目の前にはカバードアグレッションと、カバードアグレッションの形成したコミュニティーしかない状態になります。
そのコミュニティーは非常に団結力が強いですが、閉鎖的です。
一度高い壁の内側に入ってしまったら、出るのは困難。
完全に囲われる前に、極力関わらないようにするのが一番です。
敵認定されない
真っ向から戦ってはいけないし、
陰ながら張り合ってもいけません。
勝っても負けても、戦いを選んだ時点で、ネガティブな結果が待っています。
毒にも薬にもならないような人、という距離感がちょうど良いです。
味方認定されない
味方認定されない為に気をつけたいこと
- 悪口を言わない。
- 悪口に同調しない。
- プライベートに介入しない。
- プライベートに介入させない。
- 一緒にいる時間を減らす。
カバードアグレッションと仲良くなっても、親密な付き合いが楽しいのは一時のことです。
その内、いつも誰かや何かを敵視したり、
物事を深刻に捉え続けることに疲れてきます。
カバードアグレッションのコミュニティーは一枚岩だから、
意見が違っても言い出しにくい雰囲気で言えず、ストレスが溜まります。
高い壁の外側にいる人々からすると、カバードアグレッションの人物が率いるコミュニティーは、とても近づきがたいものがあります。
言うなれば、『触るな危険』の集団です。
常に敵がいることで結束を高めてきたコミュニティーなので、実はターゲットにされた人は１人や２人ではありません。
ターゲットにされた人々からしたら、カバードアグレッション率いるコミュニティーの仲間は、内心何を考えていようと、全員一緒です。
良好な縁が途絶えていきます。
良好な人間関係を装う
カバードアグレッションに対しての、最大の守りは、良好な人間関係です。
カバードアグレッションは、味方が大勢いる人を敵に回したくはありません。
実際のところそれほど強固な人間関係が無くても、
大げさではない程度に、人間関係が上手くいっているかのように振舞っておきましょう。
プライベートな情報は厳重管理
打ち明け話は、いずれカバードアグレッションの持ち札にされてしまいます。
カバードアグレッションは、『他人の内情』というカードを、絶妙なタイミングで、切り、自分の目的の糧とします。
敵意を悟られてはいけない
カバードアグレッションに対して
- 嘘は言わない。
- 嫌味は言わない。
カバードアグレッションの
- 愚痴は言わない。
- 不平不満は言わない。
- 噂話はしない。
清廉潔白、明るく楽しいことが、一番の防御策です。
カバードアグレッションと万が一戦ってしまったら
人間関係が崩壊し、孤独になります。
独りになったら周りを見回してみてください。
人当たりが優しく、穏やかだけど、つるまない。
そのような猛者はいませんか？
猛者は心のオアシスとなってくれます。
彼らは何があろうと、ころころ態度を変えたりしないから、猛者なのです。
猛者から学び取れるのは、 堂々としていられる秘訣。
相手によって態度を変えず、誰に対しても礼儀正しく、むしろ立場の弱い人に対してあたたかく振舞うことです。
ポイントのまとめ
カバードアグレッションの特徴
よく気がつく
尽くし上手です。
説明上手
話し方が、優しくて、丁寧です。
聞き上手
深い関心を持って話を聞いてくれます。
悪口が悪口に聞こえない
世のため人の為の話に、聞こえます。
悪役にはならない
極力、自分の手は汚しません。
プライドが高い
ハイスペックへのこだわりが熱いです。
権力が好き
ハイスペックへのこだわりです。
人間関係の錬金術師
友達という名の砲台と、防御壁です。
カバードアグレッションに睨まれたら？
周りの人間ごと足を引っ張られる
家族や、大切な人まで被害にあいます。
多岐に及ぶ嫌がらせのバリエーションを体感
人の心理に詳しいです。
人間関係の崩壊
人間不信に陥ります。すべてが信じられなくなります。
カバードアグレッションへの対応策
存在に気がつくこと
深い話ができますが、内容が重く、深刻になりがちな相手です。
そもそも関わらない
囲いに入ってしまう前に、距離を置きます。
敵認定されない
勝っても負けても大やけどです。張り合いません。
味方認定されない
プライベートに介入しない。させないことです。
良好な人間関係を装う
良好な人間関係は最大の防御です。
プライベートな情報は厳重管理
打ち明け話は、金庫にでも入れてしまっておきましょう。
敵意を悟られてはいけない
清廉潔白でいましょう。
カバードアグレッションと万が一戦ってしまったら
カバードアグレッションと戦うとどうなる？
人間関係が崩壊します。
孤独のその後はどうしたらいい？
相手によって態度を変えず、礼儀正しく、あたたかく振舞います。そのうち新しい人間関係が形成されます。
さいごに
カバードアグレッションは、誰も愛さないし、敬いません。
遠くからそっと見守ることにして、
自分の人生に集中しましょう。
