次男が、春から通い始めたこども園の先生から、
団体行動に遅れがちなことと、言葉の発達が、周囲の子供達から比べて、遅れているとの指摘を受けました。
保健センターの発達相談に行き、その後発達検査を受けました。
発達検査の内容は、いくつかの項目に分かれているので、
子供の得意分野と、不得意分野が分かるようになっています。
検査で、特に目立ったことが、次男の言葉の遅れでした。
言葉の遅れに関しては、なんとなく気になってはいましたが、
不安に感じていたことが、検査でより明確になりました。
その時検査をしてくれた臨床心理士の先生から、
わが家の3歳の次男が苦手とする、言葉の発達を促すために、できることをいくつか教えてもらったので、まとめました。
お子さんの言葉の発達が気になっている方へ、より良い方向に進む、きっかけになればと思います。
▽次男が発達検査を受けてきた話と、それまでに至る、乳幼児健診の様子について書いています。
言葉の発達のためにできること
幼児の言葉の発達を促すために、家庭ですぐに実践できる内容です。
■言葉をゆっくりと話す。
■オウム返しで正しい発音を教える。
■何を言っているのか分からなくても、「わからない。」とは言わない。
- 聞こうとする姿勢で伝える。あなたの言葉を聞きたいというメッセージ。
言葉をゆっくりと話す
早口や、大人同士の会話のペースだと、幼児には速すぎるそうです。
長く文章を繋げず、
ゆっくりと話してあげることが大切らしいです。
オウム返しで正しい発音を教える
幼児の言葉は、発音が明瞭ではないことが多いですよね。
「〇※△▢♪~、ね!」
「・・・。今、なんて言ってたの?」
と、ママ友に、私の子供の通訳を頼まれることもあります。
子供が何かを話してきてくれた時に、その内容が分かったら、
できるだけ明瞭な発音で、同じ言葉を返してあげることが、大事です。
同じ言葉をゆっくりと、明瞭な言葉で返すことで、子供に正しい発音を教えてあげることができるそうです。
何を言っているのか分からなくても、「わからない。」とは言わない
自分の子供の言葉でも、
話しかけられて、何を言っているのか分からない時だって、多々あります。
が、
「わからない。」
「何を言っているの?」
などと、返してはいけないそうです。
自信を無くして、言葉を話そう、伝えようとする意欲が減退することに繋がってしまうとか・・・。
何を話しているのか分からない時でも、「うん。うん。」と、積極的に話を聞こうとしている姿勢を見せることが大切だということでした。
聞こうとする姿勢で伝える。あなたの言葉を聞きたいというメッセージ
子供が話している内容が分からなくても、積極的に聞こうとしたり、ちゃんと聞いていますよとアピールすることで、
子供に対して、
「あなたの言葉を聞きたいですよ。」
というメッセージが伝わるそうです。
身近な人が、自分の言葉に耳を傾けてくれるという感覚が、もっと言葉を話したい、話せるようになりたいという意欲に繋がり、言葉の発達にプラスに働くようですよ。
私が意識してやってみたこと
発達検査を受けてから、半月ほどたちましたが、臨床心理士の先生から教わった、言葉の発達を促すアプローチを地道に続けています。
完璧ではないのですが、とにかく頭の片隅に常においておいて、
気がついたら意識してゆっくりと話したり、
子供の意識が特に私に集中している時に、ゆっくりとわかりやすく、短い言葉で話したりしています。
寝る前に読む絵本も、子供自身に選んでもらったり、絵本にあまり集中してくれていなくても、次の日もまた読む、何度でも読む。
と、続けています。
アプローチしてみた結果、効果は感じるのか
最近の次男は、私に一生懸命話しかけてきてくれるようになりました。
「おやつ。」
とか要求を伝える内容がメインではなく、
「帰ろうか。」
「終わったね。」
「雨。」
「蜘蛛。」
など、
状況や、見たものを、積極的に私に伝えてくれるように。
言葉によるコミュニケーションに、強い興味を持ってくれたように感じます。
絵本を読む時でも、最後まで集中が途切れないことが増えてきました。
絵本の挿絵を見ながら、知っている単語を、話してくれたり、
絵本の内容に、興味を持ってくれていることを感じられるようになりました。
さいごに
次男の発達の遅れをこども園の先生に指摘されたことをきっかけに、
発達相談、発達検査と進みました。
特にわが家の次男が不得意としていたことが言葉で、
言葉の発達を促す方法を、臨床心理士の先生に教わりました。
家庭で手軽にできる方法です。
■言葉をゆっくりと話す。
■オウム返しで正しい発音を教える。
■何を言っているのか分からなくても、「わからない。」とは言わない。
- 聞こうとする姿勢で伝える。あなたの言葉を聞きたいというメッセージ。
- ゆっくりと話す。
- 言葉が明瞭に伝わるように、口をしっかりと動かして話す。
- 短めの言葉で話す。
- 子供の意識が向いている時に、特に積極的に話す。
- 絵本をマメに読む。
今までは、
兄弟がいるし、普通に生活しているだけでも自然と言葉は入ってくるはず、という感覚が強かったのですが、
わかりやすい言葉を選んだり、表現方法をできるだけ統一したり、より一層、幼児に伝わるように意識して、話すようになりました。
子供の成長のタイミングで、たまたま言葉が発達しただけだとしても、
アプローチした結果だとしても、
子供のためにできることは、していきたいです。
これからも、楽しく、ゆったりと♪