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つわりに苦しんでいるママたちへ。私のつわり体験談と対策

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前回の記事の続きです。

▽私の身近なママたちのつわり体験談について書きました。

 

今回は、私自身のつわり体験談です。

私のつわりはこんな感じ 

つわりがピークに差し掛かる頃には、ほとんどまともな飲食ができなくっていました。

ケトン体の数値が産婦人科の検査キットで4+となり、脱水症状や飢餓状態を改善するために、重症妊娠悪阻(じゅうしょうにんしんおそ)で2回入院しました。

重いつわりにありがちなのですが、私の場合、腎臓や肝臓の数値は落ちずに済みました。

妊娠5ヶ月に入る頃には、つわりのピークは下降線に入り、妊娠7ヶ月の頃には、胸焼けがしたり、胃酸が逆流したりする程度にまで、回復していました。

ケトン体は体が飢餓状態になると出てくる物質です。多ければ多いほど飢えています。

 

私の妊娠初期の家事の手抜きの仕方や、過ごし方、気持ちが沈んだ時の乗り越え方について書いていきます。

安静は仕事

私は妊娠中、自分の体の声を頼りに、あらゆることで手抜きをしていました!・・・それには理由があります。

私はかつて、安静というものを甘く見ていて、痛い目にあったことがあるのです。

産婦人科の先生はおおげさ

長子を妊娠している時のことです。

妊娠5週目頃から味覚に変化が現れ始め、6週目には嘔吐をするようになっていました。

 

つわりの進行と同時にあったのが、少量の出血。

ほんの少しですが、度々出血を繰り返していました。

疲れやすく、体が重く、ひざから下が氷のように冷たく、倦怠感がひどかったのですが、普段通りの日常を過ごしていました。

 

出血が頻繁にあったので、産婦人科先生から【絶対安静】をするように言われました。

「【絶対安静】とは、トイレに行く以外、ベッドから出ないようにすることですよ。」

その頃、日常と変わらない生活を送っていたのですが、正直なところ、体が辛かったので、先生から【安静】のお墨付きをもらい、公然と休めることに、ほっとしていました。

ところが!

夫にその話をすると、

先生とは逆のことを言われました。

安静にしすぎるとかえって体に良くないから、普通に過ごしたほうがいいよ。家事くらいなら重労働じゃないんだし、休みながらできるでしょ。

産婦人科の先生が、絶対安静だって言ったのに、なんで先生じゃない、あなたが、大丈夫だって言えるの。

先生はおおげさなんだよ。立場上、大げさに言ってるだけ。妊娠は病気じゃないんだから。

 【母体を守る=お腹の赤ちゃんを守る!】です。

 

だけどその頃の私は、何もわかっていなくて・・・、夫に対する意地というか、

「家事すらできない、怠け者。」

と、言われたような気がして、

どうしても体が重くて立っていられない時以外は、普段通りの日常を過ごすことにしました。

つわりは気持ちの問題

つわりでたびたび嘔吐していたのですが、

夫曰く、

家に引きこもっているから・・・。つわりは気持ちの問題だよ。少しくらい散歩した方が良くなるんじゃない?

気分改善のための散歩を勧められました。

 

その頃の状況

  • 元気が、普段の体調の3割くらい。
  • いつ嘔吐するか分からない。
  • 家事をするので精一杯。
  • 一応、絶対安静と言われている。

・・・なので、さすがに散歩はしませんでした。

大出血。切迫流産で入院

出血の描写などがあるので、苦手な方は注意・・・。

 

8月の日曜日。

夫は仕事が休みで家にいました。

 

朝から、異様に下半身が重だるく感じていましたが、

夫が家にいることもあり、

普段通りの生活をより一層心がけ、たまに立ち止まったりして、休みながらも、できるだけ動くように心がけていました。

 

掃除機をかけていて、ふと嫌な予感がしたのです。

 

トイレに行き、便座に座りました。

すると何も力を入れていないのに、私の体から、水がバシャッと音をたてて落ちました。

見ると、トイレの水が、真っ赤に染まるほどの大量の出血・・・。

生理2日目でもこれほどの血が出るのだろうか、というような量でした。

「あーーーー!」

と、思わず声を張り上げました。

 

すぐに病院に行きました。

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赤ちゃんはまだお腹の中にいてくれました。

だけど、赤ちゃんの心拍が弱っていました。

 

エコー写真を見ると、

赤ちゃんが、着床している場所の、すぐ上の血液の壁が、かさぶたのように浮き上がっているのが、私でも分かりました。

 

「このはがれかかっている壁が壊れちゃったら、赤ちゃんも一緒に流れちゃうよ。」

「この壁が壊れないように、安静にしましょう。」

という、当直の先生の言葉。

 

「まだ流産はしていないけど、流産しかかっている状態です。」

切迫流産での入院が決まりました。

入院中も、度々出血していました。

点滴を受けながら、出血が完全におさまるのを待ち、

2週間後に退院できました。

 

夫は、体調が悪くてぐったりとしている私に、

「つわりは気分の問題。」

「動いた方が体にいい。」

とは言わなくなりました。

私は、【安静】の大切さを痛感しました。

自分たちの思い込みや、意地と引き換えに、大切な命を、失うところでした。 

赤ちゃんからのメッセージ 

切迫流産の話になってしまいましたが、このことはつわりにも通じると思います。

私は長子の時は妊娠初期に出血が多かったのですが、

2人目、3人目の妊娠初期は、まったく出血をしませんでした。

上の子がいて、子供のお世話で、むしろ動きそうなのに!

 

長子の時の、妊娠期間の過ごし方に問題があったのではないかと、思っています。

無理をしていたのでしょうね。

 

妊娠初期は、心も体も不安定になりやすいです。

たとえ今、出血をしていなくても、

身体が重い、しんどい、気持ちが悪い、という自分の体の声を、大切にしてほしいです。

それはお腹の赤ちゃんからの、

「お母さん、休んで。」

のメッセージかもしれません。

 

そのようなことがあり!

私は妊娠初期の体調がすぐれない時は、代わりがきくことは、どんどん代わってもらうようになりました!

料理をやめる

私の場合は、つわりがひどい間は、料理をまったくしませんでした。

料理をしていると、冷蔵庫の冷気や、食べ物の匂いで、すぐに吐き気が込み上げてきます。

 

つわりで吐く時は、1回オエっとしたらおさまる。

・・・なんてことはまずありません。

 

出るものが無くても、

何度も何度も繰り返し込み上げてきて唾液や泡や胃液や血を吐く。

 

10回20回とオエオエして、吐き気がおさまる頃には、涙と鼻水で顔はぐしゃぐしゃ、身体はクタクタです。

ドラマでたまに見かける、つわりの嘔吐のシーンのように、美しくは吐けません。

嘔吐はとても体力を消耗します。

 

料理をやめたら食事は?
  • お弁当を買ってきてもらう。
  • ご飯だけ焚いて、お惣菜を買ってきてもらう。
  • 宅配弁当を利用する。
  • すぐに食べられる物を家に置いておく。
  • 夫が作る。

完全自炊ができなくなると食費が上がりますが、今は必要な時!と、割り切るのも大切かもしれませんね。

料理に関しては、2人目、3人目の妊娠の時は、夫がかなり活躍してくれましたよ!

 

私自身のつわりの経験から、つわり中の飲食に関する記事を書いています。

▽つわりでごはんが食べられなくなって困っているママへ。

▽つわりで飲める飲み物が減っていき、困っているママへ。

廊下が私の居場所

つわりがひどい時は、まともな食事ができていないことがほとんどです。

その上体力を消耗する嘔吐を繰り返していたら、もう寝室からお手洗いまでの移動だけでも重労働になります。

私の場合は、トイレの個室の床に座り込んでいた時もありましたが、

最終的には、トイレの外の廊下に座布団を2枚ひいて、その上で丸まるように横になっていました。

廊下で寝ることの利点
  • トイレまでの移動がすぐであること。
  • 体を横たえることができること。

直接床に寝転ぶと体を冷やしてしまうので、だるくても、毛布や、体の下に敷くものを用意することをおすすめします。

保育園や幼稚園を頼る

私は、つわりが重くなってきた時は、完全な引きこもりとなりました。

病院以外、どこも行きませんでした。

 

2人目のつわり中の時、

3人目のつわり中の時、

幼い長男はどのように過ごしていたのでしょうか・・・。

長女を妊娠中はどうしてた?【つわり中:長男2歳】

保育園の預かり保育を利用していました!

家から車で15分くらいのところにある、公立の保育園の預かり保育を利用させてもらいました。

9時から16時30分まで、長男を預かってもらえて大助かりでした。

送り迎えは、義母などにお願いをしていました。

子供の身支度、お弁当作り、朝食のお世話は、夫がしていました。

次男を妊娠中はどうしてた?【つわり中:長男5歳。年中】

通っている幼稚園の、延長保育を利用しました!

14時までが通常通り。

その後は、延長保育で16時まで預かってもらっていました。

子供の送り迎えは、義母などにお願いをしていました。

子供の身支度と、朝食のお世話は夫がしていました。

お弁当は給食があったので、作らなくて済みました。

梅雨の時期のつわりには要注意

3人目の時は、つわりがピークの頃に、ちょうど梅雨の時期だったこともあり、家の外に出ると雨に濡れた土や草の匂いと、湿度の高さで吐き気が増しました。

 

梅雨の時期の草刈りに注意

草刈りをすると、緑の匂いがより一層強くなります。

草刈り機の燃料の匂いにも敏感に反応しました。

家に入って窓や扉を閉め切ったら、匂いがだいぶマシになりましたよ。

部屋が汚くても気にしない

つわりがひどい時は、生きているだけで精一杯になってしまうので、掃除や片づけをする余力などありません。

夫にしても、外の仕事に加え、

子供の世話、朝食、昼食、夕食の用意。

洗濯や洗い物、ゴミ出しと、フル回転だったので、やらなくても暮らせるであろう掃除や片づけは後回しになりました。

おもちゃが出しっぱなしでも、床が埃っぽくなっても、「今は仕方がない。」と、割り切っていました!

子供の写真を枕元に。気持ちが滅入る時は写真を見て気力を充電

つわりが辛い時は、一日に何度もカレンダーとにらめっこ。

妊娠周期を確認し、つわりがいつまで続くのか延々と考えたり・・・。

時計を見つめて、

「まだ5分しかたっていない・・・。」

と、うんざりしたりしていました。

 

つわりは、個人差があるので、一人一人いつまで続くか分からなし、どこまでひどくなるのかも分かりません。

いつまでがまんしたらいいのかわからなくて・・・、不安になります。

どうしても苦しくて前向きになれない時の特効薬は、子供の写真でした。

子供の写真とは
  • お腹の赤ちゃんのエコー写真。
  • 上の子供の写真。

子供の写真はベタですが、とても効果抜群! 

見れば、

 「よし!がんばろう。」

という気持ちになれました。

寝室の枕元や、病室で寝ていた時の枕元に、置いていましたよ。

さいごに

1日、1時間が、とても長く感じる苦しいつわり。

ものすごく苦しいピークの期間は、ずっとは続きませんよ。

 

つわりが辛い時は、担当の先生に伝えましょう。

私は、

「こんなになるまで我慢しなくても良かったんですよ。」

「もっと早く病院に来ても良かったんですよ。」

と先生から言われました。

 

抱え込まないで、

我慢をしすぎないでくださいね。

周りの人を頼ってくださいね。

 

あわせて読みたい 弐

イライラしている時の処方箋