となりのトトロ、サツキとメイの家が実物大に。inモリコロパーク
こんにちは。私はお茶をするのが大好きな山田さんです。
昨年末の話ですが、
『愛・地球博記念公園』内にある、
『サツキとメイの家』に行ってきました。
サツキとメイの家と言えば、
言わずと知れた、
ジブリのアニメで、
『となりのトトロ』に出てくる姉妹の、
サツキちゃんとメイちゃん姉妹が暮らしている草壁家の自宅です。
となりのトトロに出てきた草壁さんのお宅が、
実物大で、
細か~いところまで、
再現されているので、
非常に興味深く見学することができますよ。
昭和30年代の日本の自宅を再現しているという意味でも、
見学していて懐かしい発見があったりします。
私は昭和50年代生まれですが、
「父の実家で見たことあるな」
とか、
「子供の頃、家にあったのがこんな感じだった」
とか、
懐かしい匂いがするのです。
それはアニメの中だけでは感じられないような、
リアルな匂いです。
私が愛知県のモリコロパークで見学してきた、『となりのトトロ』の『サツキとメイの家』のお話をしますね♪
モリコロパークには、なぜ『サツキとメイの家』があるのか
まずはモリコロパークの説明したいと思います。
モリコロパークとは、
2005年に開かれた日本国際博覧会の長久手会場の跡地にできた公園で、
正式名を愛・地球博公園と言います。
愛称がモリコロパークです。
2005年日本国際博覧会の愛称が、
愛・地球博だったので、
愛・地球博記念公園になったのですね。
ちなみにモリコロパークという名前は、
当時の万博キャラクター『モリゾー』と『キッコロ』の名前から来ています。
森の精の公園だから、モリコロパークは木が生い茂っていて、自然がいっぱいなんですね。
2005年の万博開催当時、
何度か会場に足を運びましたが、
この度久しぶりに出かけたら、
随分と様相が変わっていました!
かつての万博会場は庭のように歩けたものでしたが、
もう地図無しでは歩けない・・・。
なぜ愛知県のモリコロパークに『サツキとメイの家』があるのか。
『サツキとメイの家』に至っては、
2005年日本国際博覧会に長久手会場に建てられたのですが、
万博が半年間の役目を終え、
閉会して以降も変わらず同じ場所にありました。
2005年の万博のテーマが『自然の叡智』。
サブテーマが、
『宇宙、生命と情報』。
『人生の“わざ”と智恵』。
『循環型社会』でした。
『サツキとメイの家』は、
サブテーマの『人生の“わざ”と智恵』にカテゴライズされるのかなと予想しています。
人々の暮らす家というのは、『人生の“わざ”と智恵』の密集の場ですから。
マップの上の方に、
かつての万博のメインゲートがあり、
マップの右下の方に『サツキとメイの家』があります。
『サツキとメイの家』は、メインゲートからは結構距離がありますよー。
『となりのトトロ』のすごいところ
『となりのトトロ』と言えば、
もはや20年以上も前のアニメで、
親世代しか知らないのでは?
と思いそうなものですが、
『となりのトトロ』のすごいところは、
今どきの小さな子供達も良く知っているし、
このアニメを見たことがない人のが少ないだろうというところです。
わが家の『となりのトトロ』のDVDは、
一時期長男が繰り返し見ていました。
子供と一緒になって『となりのトトロ』を鑑賞していると、
自分が子供の頃に見た『となりのトトロ』とは違った発見があったり、
感動があったり、
何度見ても楽しめるアニメであると、
改めて感心いたしました!
大人になってから見て、
親になってから見て、
おばあちゃんになってからも見たいアニメです。
『となりのトトロ』に出てくる『サツキとメイの家』を見学するには
2005年国際博覧会開催当時に『サツキとメイの家』を見学する方法は、
当初、
ローソンのロッピーで事前申し込みをしてから来場するという運びだったと記憶しています。
ところが、
『サツキとメイの家』ときたら人気が出すぎて!
ロッピーの前に朝早くから行列ができるし、
すぐに予約枠が埋まってしまい、
だいぶ混乱を招いていました。
そこで!
『サツキとメイの家』の見学予約は、
ローソンのロッピーでの事前予約から、
はがきで申し込んだ人の中から抽選で決定!に切り替わりました。
ある時、
万博会場の案内所にいたら、
当選はがきを持ってくるのを忘れたという若い女性に遭遇しました。
当選はがきが『サツキとメイの家』の入場券代わりだったので、
持っていないと『サツキとメイの家』を見学できないルールでした。
彼女はとても動揺して、
文字通り泣き崩れていました。
彼女がその後見学ができたかどうかは記憶にはありません。
なんとかなっていたらいいですよね!
はがきを忘れても当選者のデータを照合して見学できるとか・・・、
そうであってほしいです!
そのくらい人気のあった『サツキとメイの家』の見学だったのですが、
今ならもっと楽に見学することができますよ!
2019年の12月初頭。
その日は日曜日で天気も良好でした。
『サツキとメイの家』、
予約無し!
当日の受付のみで見学することができましたよ。
日にもよるのでしょうか?
そこは確かめようがありませんが・・・。
公園正面の北駐車場に車を停めて、
公園内を登ったり下ったりしながらベビーカーを押して受付所にたどり着きました。
受付所で予約状況を確認し、
希望の時間帯でチケットを購入。
受付所からガイドさんの案内で『サツキとメイの家』まで向かいます。
『サツキとメイの家』の敷地内には、
ベビーカーで乗り入れできないので、
赤ちゃん連れの方は直前でベビーカーを置いて、
抱っこして『サツキとメイの家』を見学することとなります。
小さなお子様がいる方は、抱っこ紐をお忘れなく!
『サツキとメイの家』の間取り
アニメを見ているだけでは知りようのなかった、
草壁家の間取りです!
こんな間取りをしていたのね!
っと感心しちゃいます。
間取りを見ていると、アニメのシーンが蘇りますね♪
『サツキとメイの家』の周辺
緑がいっぱいです。
このバス停、
見覚えのある人は大勢いるはず!
私もここで傘さして、トトロがくるのをめっちゃ待ちたーい!
自然が豊かな中にポツンとある『サツキとメイの家』。
サツキちゃんとメイちゃんのお父さんの書斎であるテラスが見えますね。
この畑!▽▽▽
これは?
ピンとくる方も多いはずです!
作中ドングリを蒔いて、
夜に姉妹やトトロがお祈りをして、
ぐんぐん植物が成長してトトロと共に傘に乗って木の頂上まで上がったあの畑です。
わが家の長男も例にもれず、この畑でよいしょよいしょと大きくなあれの動きをしていました!
真壁家の門柱~▽▽▽
向かって右側の門柱に『草壁』と表札が出ていますよ。
さて、
いよいよ内部の見学の始まりですよ。
- 建物内での撮影は禁止。
- 建物の外側から中を覗き込んで写真を撮るのはOK。
- 禁止されているエリア以外では、ふすまを開けたり、引き出しを開けたりしてOK。
細かいところまで昭和30年代が再現されていて見ごたえがありますよ♪
『サツキとメイの家』の庭
電柱がとっても年季が入ってます。
窓がとってもおしゃれなんですけど!
この瓦、
『と』って書いてあります!
『となりのトトロ』の『と』ですよね。
丸っこい瓦が可愛い♪
屋根にトンボが止まっていますよー。
・・・ってこれ!
作りものです。
細かいところまで作り込まれていて作り手の方の愛情を感じますね。
ハチの巣だ!
・・・って、
これも作り物です。
お庭の鉢。
水が溜まっていてリアル~。
窓に風情あります。
なんだかとても素敵に見える!
ちょうどお風呂の裏側、
お風呂のお湯を沸かすために窯で焚く場所ですよね。
縁側~。
小道具が細かい!
ガラス越しに中が見えますよ。
このバケツ!
作中でメイちゃんが覗いていたバケツです。
見つけたら絶対に覗かずにはいられない!トトロを見つけたーい!
左側にアニメの中でお父さんがこいでいた黒い自転車がとまっていますね。
キコキコ手で漕いで水を出していた井戸ですよ。
サツキちゃんとメイちゃんとおばあちゃんが会話しているシーンが目に浮かびます。
『サツキとメイの家』の玄関周辺
中に入ると見学のゲスト用の下駄箱と、
草壁家の下駄箱がありますよ。
年代を感じさせる傘立てと、
右下の泥落としマットが逆にオシャレに見えてきます。
右に見えるのが草壁家の下駄箱。
ぜひ靴箱の中も見ておきましょう。
おじゃましま~す!
『サツキとメイの家』の炊事場
キッチンの奥の小窓に見えるのが、
親子3人で楽しそうに入っていた、
あのお風呂場ですよ!
楽しげな声が聞こえてきそう♪
小物へのこだわりがいちいちおしゃれです。
『サツキとメイの家』のテラスと書斎
グラグラしていた柱が再現されています。
作中サツキちゃんとメイちゃんが柱につかまってぐるぐる回ってグラグラさせていたあの柱です!
サツキちゃんとメイちゃんのお父さんの雪駄。
これは姉妹の絵の具セットでしょうか?
お父さんの書斎、
すごく素敵ですね。
物だらけっぷりがとてもおしゃれ。
私は普段、
物は少ない方がいいという考え方なのですがー、
ひとつひとつにこだわりの小物で、
こだわりの配置だからでしょうか。
これはおしゃれ!
アニメの中の書斎も、
物だらけでしたからね!
しっかり再現されています。
さいごに
このような探し物をする楽しみもあります。
見学時間は限られていますが、
ぜひ探してみましょう♪
ちなみに私は、
赤いベストと、
白い缶と、
バケツを見つけたことは覚えています!
引き出しを開けたりもしてみてくださいね。
『サツキとメイの家』では、
火鉢を出したり、
季節に合わせた内装の変更をしているそうなので、
一度見学をしたことがある方でも、
季節ごとの草壁家を楽しむことができますよ。
ちなみに、
作中登場したあの隠し扉。
・・・私は見つけましたよ。
ガイドさんには探してみてください!
と言われます。
・・・そう。
まっくろくろすけに繋がる屋根裏部屋に上がる隠し階段がある、
あの扉です!
探しましょう!
屋根裏に続く隠し階段!
残念ながら屋根裏には上がれないようになっていました。
だけどなぜでしょう。
あの階段を見上げると込み上げてくる言葉があります・・・。
まっくろくろすけ出ておいでー!出ないと眼玉をほじくるぞー!!
ぜぇったい!
大声で言いたくなるはず♪
私は12月の初旬に行きましたが、
草壁家の内装は秋仕様でした。
ぜひ他の季節にも草壁家を訪れてみたいですね!
『サツキとメイの家』まったりと楽しみたい時におすすめです♪
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