山田さんの tea time

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旅先で見た不思議な夢。この部屋には目には見えない誰かがやってくる

旅先で見た不思議な夢。この部屋には目には見えない誰かがやってくる

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10年以上前の話です。

私がまだ独身で、東京で暮らしていた頃のこと。

 

友達と二人で、千葉県の館山に1泊旅行に行き、とある海沿いのホテルに泊まりました。

旅行1日目に次々と起きたトラブルと、夜に見た不思議な夢の話をします。

 

この話は不思議な点があることと、人によっては『怖い』と感じる部分があるかもしれませんよ。

忠告はしました(*^^)v

 

ではでは始めます。

 

友達とのドタバタ旅行

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20代後半の頃の私、

キラキラエフェクトの背景素材

2歳年下の親友、ヨウ子ちゃんと、2人で千葉県館山市に1泊旅行に行ってきました。 

当時の私は旅行風水にハマっていました!

吉方位を調べては、出かけていました。

  • 一人で日帰り旅行。
  • 一人で一泊旅行。
  • タイミングが合えば、連れが一緒。

いろいろ。

 

そのような時に選んだ旅行先が千葉県館山市でした。

今回は親友のヨウ子ちゃんが一緒♪

 

東京の、どの駅だったかは忘れましたが、ヨウ子ちゃんと待ち合わせをして、電車で目的地へと向かいました。

 

この旅行がだいぶスリリングで思い出深いものとなりました。

 

電車が荷物を積んだまま出発

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特急で指定席を取っていたような気がするのですが、そのあたりの細かいことは覚えていません。

私とヨウ子ちゃんは時間に余裕を持って電車に乗り込み、席に座り電車の出発時刻を待っていました。

するとヨウ子ちゃんが、

 

「ジュースを買ってくる!」

 

と言って急に電車を降りてしまいました。

 

財布だけを持ち、カバンは座席に置いたまま下車しました。

私も急にジュースを買いに行きたくなり、カバンを置いたまま財布だけを持って電車を降りました。

財布とお札、お金

何でこんなことしたのか自分でも不思議なのですが・・・、突っ込みどころ満載ですよね。

 

二人とも下車した状態で電車は出発してしまいました。

二人のカバンを積んだまま。

 

自分でも信じられない。

 

確か先の駅に電話して、事情を説明し、2人のカバンを確保してもらった。

と、記憶しています。

 

荷物は無事でした。

 

「こんなこと初めてなんだけど!」

「私も!」

 

ヨウ子ちゃんと、このような会話をしていました。

 

強風のため電車が止まる

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2人が乗車する電車は千葉県内に入りました。

強風により電車が停車してしまいました。

安全に走行ができるようになるまで、その場でとどまるそうです。

 

強風で電車が止まるとか、これもこの時が初体験でした。

 

結局1時間半くらい、電車はその場にとどまりました。

 

「なんだろう、これ。先行きが不安になってきたよ。」

 

ヨウ子ちゃんがつぶやきました。

 

個室露天風呂で溺れそうになる

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バタバタとトラブル続きでしたが、なんとか無事、海沿いのホテルにたどり着きました。

予約してあるホテルです。

 

スタッフの方が部屋まで案内してくれます。

 

窓が大きくて日光がよく入り、明るい廊下を進んで行きます。

私とヨウ子ちゃんの部屋は廊下の一番奥の角部屋でした。

 

角部屋の近くまで来ると、むっとするサウナのようなこもった熱気を感じて、空気が動いていない、と感じました。

 

なんとなくその時の廊下の映像が印象的で、今でも覚えています。

 

部屋には個室露天風呂がついていました。

バルコニーに出ると、5人家族が一緒に入れそうなくらいの大きさのお風呂がありました。

お風呂からは、外の海がよく見えました。

 

二人の部屋の階数は高かったので、海をはるか下の方にのぞむような位置にありました。

 

夜になり、楽しみにしていた個室露天風呂に入ることにしました。

 

星がきらめく夜空と、月の光が反射して、キラキラ光る夜の海を眺めながらゆっくりお風呂に入り、友達と語り合う!

・・・そのようなことを想像していたのです。

 

が、

 

なんと!

そのお風呂が大荒れでした。

 

まるで洗濯機の水流のように!

鳴門海峡の大渦のように!

 

・・・海風の影響?

 

昼間も強風で電車が止まっていたし、今日はそういう日なのでしょうか?

 

お風呂が荒波ってありえる?

今でもあれは夢だったのかとすら思うほど、お風呂が荒れに荒れまくっていました。

 

それでもめげずにお風呂に入ってみましたが、あれた水流に体が耐えきれず、じっと座っていられない。

 

お風呂の真ん中に立っていた柱にヨウ子ちゃんと一緒に掴まり、しばらく耐えていましたが、激しい水流に酔ってしまいました。

 

私たち二人は激流露天風呂を出ることにしました。

 

ヨウ子ちゃんが洗濯機の水流のような流れと戦いながら、

 

「竜神様が~。」

 

とか言っていました。

 

私はお風呂を出るのに必死でした。

 

洗濯機の水流のような露天風呂を出て一息つくと、ヨウ子ちゃんが言いました。

 

「なんか、怖い・・・。」

 

私は、

 

(印象的なことが立て続けだね。こんなこともあるのかなあ。)

 

くらいに思っていました。

 

真夜中の訪問者は夢の中に

「満月の夜」の写真

とにかく夜はくたくたで、二人ともあまり夜更かしせずに眠ることにしました。

 

私は旅行先のホテルでは落ち着かなくて、なかなか寝付けないことが多いのですが、

今回ばかりは心身ともに疲れ切っていたので、すぐに眠りに落ちました。

 

きっと熟睡できるはず。

が、

結論から言うと、まったく熟睡できなかったです!

 

ずっと夢を見ていて、深く眠った気がしない。

 

というのも、

私は同じ行動を、ひたすら繰り返す夢を見ていたのです。

 

同じ行動を何回繰り返したのかわからないくらい!

というくらい、・・・繰り返していました。

 

ではその夢の内容がどのようなものだったかと言いますと・・・、

 

私は夢の中で、

今いるホテルと同じ部屋で眠っていました。

 

夢の中で寝ている位置も、実際に寝た位置もそのまま。

私がドア側のベッド。

ヨウ子ちゃんが窓側のベッドで眠っていました。

 

眠っていると、誰かがドアをノックしました。

 

“コンコン。コンコン。”

私はベッドを降りると、ドアまで向かい、扉を開けました。

 

ゆっくりと扉を開けると・・・、

 

そこには、私の胃の位置あたり位の身長の男の子が、立っていました。

(私は身長162cm。)

 

少年は、私の顔を見上げて嬉しそうに笑っています。

 

顔が黒くぼやけていて、表情がはっきりとわからないのですが、嬉しそうだということはわかりました。

 

少年は水色と白と黄色のラインが入ったキャップをかぶっていました。

 

少年の嬉しそうな顔を見て、その夢は終わりました。

 

そして気がつくと、

私はまた、ドア側のベッドで寝ています。

 

ホテルの客室のベッドで寝ている夢が、再び始まりました。

 

部屋のドアを誰かがノックします。

“コンコン。コンコン。”

私がドアを開けに行きます。

 

ドアを開けると嬉しそうにしているキャップをかぶった少年が、私の顔を見上げていました。

 

そしてまたベッドで寝ています。

ドアをノックする音がします。

 

その繰り返しです。

何度繰り返したか、わからないくらい、繰り返しました。

 

朝起きた時には、ぜんっぜん!眠った気がしなくて、クタクタでした。

 

ベッドから体を起こしただけの状態で、

 

(こんなこともあるのかあ~・・・。変わった夢を見たわ。)

 

くらいに思っていたら、

隣のベッドで体を起こしたヨウ子ちゃんが言いました。

 

「やまだちゃん、すっごい面白い寝言、言っていたよ!」

「え、うそ。何、何?」

 

私はよく寝言を言うらしいので、またかあ、くらいに思って質問をしました。

するとヨウ子ちゃんは、

 

「うん!『寝れば寝るほど、疲れる!!』って、怒ってた!」

 

と笑いました。

 

「あはは!」

 

私も笑ってしまいました。

 

確かに疲れる夢を繰り返し見ていたからです!

夢のことを、ヨウ子ちゃんに話すことにしました。

 

「そうそう、変わった夢を見たんだよー。」

   「ずっと同じことを繰り返す夢でさ。」

 

「この部屋で寝ている夢なんだけど。こう・・・寝ている位置もこのままなの。私がドア側でさ。」

   「ドアをノックする音がして、私が起きて。部屋のドアを開けるの。そこで夢が終わるんだけど・・・、」

   「また寝ていて、ドアをノックする音がして、私がドアを開けに行くの。」

   「その繰り返し!」

 

「ずっとドア開けるのを繰り返してた!」

   「すごくない?!あ~、疲れた!(笑)」

 

そうすると、ヨウ子ちゃんが急に押し黙りました。

 

「どうしたの?」

 

するとヨウ子ちゃんは言いました。

 

「そのドアをノックしていたのって・・・、」

   「小さな男の子じゃない?」

「?!!・・・そうだけど・・・。」

 

    「どうして知ってるの?!」

 

私はヨウ子ちゃんに聞きました。

 

「その夢、私も見たよ。」

 

   「その子、ずっとこの部屋で遊んでいたよ。」

   「楽しそうに遊んでいた。」

   「私はこの部屋で、小さな男の子が遊んでいる夢を、ずっと見ていたの。

 

背筋に冷や水をかけられたような寒気が走りました。

 

「私がドアを開けて、ヨウ子ちゃんは、その子が遊ぶのを見ていたのね?」

「・・・そういうことになるね。」

 

・・・そりゃ熟睡はできないわ( ;∀;)!あはは、・・・はは。

 

「たぶん通りがかりだよ。気になって遊びに来たんだね。」

 

「そんなに悪い感じはしなかったし。・・・すごくいい感じがするわけでもないけど。」

 

「そうだね・・・。私も、そう思う・・・。」

 

「よし!大丈夫☆」

 

私は半ば強引に自分を納得させました。

 

このホテルには一泊っきり。

もちろん、もう同じ夢は見ませんでした。

 

以来その男の子が夢に出てくることもなく、それっきりの出来事でした。

 

だけど友達と同じ夢を、役割分担して見ていたことが、不思議な気分でした。

 

目に見えない世界の話だけど、まるで目に見えない世界の証人がすぐそこにいる感覚でした。

 

さいごに

「檜風呂の湯」の写真

旅行のドタバタは初日だけで終わりました。

不思議な夢がクライマックスでした!

 

2日目はチェックアウトをした後、ホテルの近場の温泉施設に行って、ゆっくりと土地のエネルギーを吸収してから帰途につきました。

 

いかがでしょう。

怖いと感じた方もいたかもしれませんね。

 

この友達とは一緒にいると色々な非日常的な出来事が起こるのですが、

その話はまた追々。

 

今回はここまで。