人付き合いに悩んだ時に読みたい、ニーチェの言葉
ニーチェとは、19世紀後半に生きた、ドイツの哲学者です。
フリードリヒ・ニーチェ【1844年~1900年】。
人付き合いに悩んだ時に読みたい、ニーチェの言葉を集めました。
“人のことをあれこれ考えすぎない”
他人をあれこれと判断しないこと。他人の値踏みもしないこと。人の噂話もしないこと。
あの人はどうのこうのといつまでも考えないこと。
そのような想像や考えをできるだけ少なくすること。
こういう点に、良き人間性のしるしがある。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
私は良き人間性のしるしが無いかも・・・( ;∀;)。
噂話はしないのですけど。
・・・どうのこうのといつまでも考えるところはあります。
思うこと
あの人はどうのこうのといつまでも考えないこと。
そのような想像や考えをできるだけ少なくすること。
こういう点に、良き人間性のしるしがある。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
少しは考えてしまっても、できるだけ早く気持ちを切り替えたいと思います。
その方が気持ちよく過ごせますから。
考えすぎないほうが、自分眼鏡で歪んでしまった景色でも、元に戻るのが、早い気がします。
“お喋りな人は隠している”
自分についてしきりとお喋りをしてやまない人は、結局は自分の本性、本心、正体について隠し事をしている。
特に、嘘をついている人は、ふだんよりもお喋りが多くなる。それはたくさんの些末(さまつ)な情報を与えることで相手の注意と意識を他にそらし、発覚を恐れている隠し事へ視線を向けさせないためなのだ。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
普段よりお喋りね。
と感じたら、相手の言葉と行動に、要注意ですね!
思うこと
特に、嘘をついている人は、ふだんよりもお喋りが多くなる。それはたくさんの些末(さまつ)な情報を与えることで相手の注意と意識を他にそらし、発覚を恐れている隠し事へ視線を向けさせないためなのだ。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
自分が穏やかでいられなくなるような嘘はつきたくないですね。
嘘も隠し物も、
隠そうとすればするほど、意識がそちらに向かってしまうので、むしろ相手に知らせてしまっている気がします。
隠し物の前に立ってしまうとか、目でチラチラ見てしまうとか。
そういう心理は、覚えがあります(-_-;)!
・・・人の心理の滑稽(こっけい)なこと・・・。
後ろめたい心境になるようなことは、できるだけしない。
そして、
マナーの上でも、目の前にいる人の言動に集中することが、大切ですね。
“短気は人生を厄介なものにする”
愛し合うときでも、戦いをするときでも、また尊敬しあう場合でも、両者のうちの一方だけが、いつも煩わしいことを引き受ける役割を担うことになるものだ。
その人たちの特徴は共通している。つまり、短気なのだ。
短気な人は、どういう場合や状況にあっても、物事が中途にもかかわらず短絡的に反応し、そのつどの感情を破裂させ、過剰な言動をしてしまう。そのため、まったくふつうのことすら、手のかかる煩わしい事柄になってしまうのだ。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
身に覚えがありすぎて、胸が痛いです・・・。
思うこと
短気な人は、どういう場合や状況にあっても、物事が中途にもかかわらず短絡的に反応し、そのつどの感情を破裂させ、過剰な言動をしてしまう。そのため、まったくふつうのことすら、手のかかる煩わしい事柄になってしまうのだ。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
私は、結論や結果を焦る傾向があります。
でもそれは、芽吹いた芽が花開く前に摘んでしまう行為で、本来ならうまくいくことも壊してしまいかねないことです。
私の場合は、自分の感情をさらけ出しやすい、子供に対する言動が、特に注意です。
自分よりできないことが多いのが普通なのだから、あたたかく、粘り強く見守り、導かなくてはならないのに・・・。
急かすことが多いこと。
【温かく見守るスキル】のレベルアップをしたいです・・・。
“借りたものは多く返す”
返済するときは、たっぷりと返すこと。自分がかつて受けたものよりも多く返すこと。その多い分は相手にとって利子となり、相手を嬉しがらせる。また、かつては借りなければならなかった人が、今はこれだけ返してくれるようになったと喜んでくれる。
返すほうとしては、多く返すことによって、自分が助けてもらったときの屈辱感を多目の分で買い戻すことになる。そのことが返すほうにも喜びをもたらすのだ。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
貸した方も、借りた方も、互いに気持ちがいい方法ですね!
思うこと
返済するときは、たっぷりと返すこと。自分がかつて受けたものよりも多く返すこと。その多い分は相手にとって利子となり、相手を嬉しがらせる。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
以前働いていた職場で、聞いた話です。
ある先輩の女性が、手持ちがなくて、「タバコを一本ちょうだい。」と要求してきたので、1本あげたとか。
すると、後日、新品のタバコが丸々ひと箱返ってきたそうです。
銘柄は、返す相手の好みに合わせてあります。
同じ経験をした人は他にも何人かいました。
彼女は、1本のタバコのお礼に、皆に等しく、1箱のタバコで返していました。
それじゃむしろ損なのでは。
タバコを切らさないように気をつける方がいいのに。
・・・と私は思いましたが、
1箱のタバコを返された人の反応を見ていて、なるほど、得をしている。
と、気持ちが変わりました。
貸した側は、
「こんなにいいのに~!」
と言いながらも、陰ながら、
「すごいよね!」
「かっこいいよね!」
と口々に言っていたからです。
1本のタバコをもらい、1箱の新品のタバコを丸々返すことで、彼女は人からの信頼や尊敬を得ていたようです。
参考にしたくても、そこまでできるかは分からない。
だけど、上乗せして返すのは、貸し借りという行為をプラスにする上で、大切なことなのだな、と思える出来事でした。
“自分を遠くから見てみる”
おおかたの人間は、自分に甘く、他人に厳しい。
どうしてそうなるかというと、自分を見るときにはあまりに近くの距離から自分を見ているからだ。そして、他人を見るときは、あまりにも遠くの距離から輪郭をぼんやりと見ているからなのだ。
この距離の取り方を反対にしてじっくりと観察するようにすれば、他人はそれほど非難すべき存在ではないし、自分はそれほど甘く許容すべき存在ではないということがわかってくるはずだ。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
常に自分を客観的に見れたら、すごいよね・・・。
思うこと
この距離の取り方を反対にしてじっくりと観察するようにすれば、他人はそれほど非難すべき存在ではないし、自分はそれほど甘く許容すべき存在ではないということがわかってくるはずだ。
出典元:超訳 ニーチェの言葉
自分を客観的に見るって、難しく感じてしまうのですが。
身近な人たちに対して、やたらと厳しくなってしまっていたら、
自分のことを客観的に見られていない証拠かもしれませんね。
自分がどっぷりとつかっているところからいったん離れて、
離れた所から全体像を見てみたら、たどり着きたいところに続く道を、意外と早く発見できるのかもしれません。
そうしたら、人に優しくなれるのかな・・・。
さいごに
ニーチェの言葉、
- “人のことをあれこれ考えすぎない”
- “お喋りな人は隠している”
- “短気は人生を厄介なものにする”
- “借りたものは多く返す”
- “自分を遠くから見てみる”
を、紹介しました。
シンプル。
そして、ゆったりと気長に・・・。
自分のことも、周囲のことも。